2005年03月04日

時差による深みを持たせる

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「ウォルター少年と夏の休日」と「ニューシネマパラダイス」
はともに主人公が大人になり、お世話になった人たちの死を弔いに行くシーンから始まる。
それぞれ、重要なキーワードになるのは「アルフレッド」、「飛行機」。

そこからそれぞれが子ども時代に戻り、一度の別れが来るまでのエピソードを描いていく。
まるでトンネルを歩いていくような感覚。この映画がどうすればあのオープニングに導かれていくのか。考えさせることで見るものを映画の世界へと引き込んでいく。

オープニングをエンディングにするか、エンディングへの布石にするのかは主題次第だが、短編を書く際にも長編を書く際でも非常に使える手法であることは間違いない。

それぞれ素晴らしいエピソードを持つ両作品は僕の中でもお気に入りの映画だ。
エピソードを紹介するのは主旨ではないので割愛させていただくが、
ぜひ見ていただきたい作品であることは間違いない。

特にジュゼッペ・トルナトーレの「ニューシネマパラダイス」は音楽も非常に素晴らしい。
「ウォルター少年」は過去のエピソードの挿入の仕方、伏線のはりかたが素晴らしい。
一見無駄に思えるものが次から次へと意味を与えられていくさまは圧巻。人生とはなにかということすら感じ取れる。サブタイトルである「secondhanded lion」が主題であったなら、どんなに素晴らしい作品だったか。日本題の重要性を改めて感じさせられる作品だった。

ライオンのように生きた人、2本足のライオンの姿こそ最もクローズアップされるべきところなのに。
posted by さわ at 10:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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